現在、放送中の竜星涼主演ドラマ「スタンドUPスタート」(フジテレビ系)に出演している俳優の安達祐実(41)。同じく今期スタートの吉高由里子主演ドラマ「星降る夜に」(テレビ朝日系)でも第3話から登場し、2本の連続ドラマに同時出演中だ。また、昨年12月まで放送されていた岡田将生主演ドラマ「ザ・トラベルナース」(同)では看護師役を演じるなど、このところ引っ張りだこになっている。
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安達といえば、1990年代に主演ドラマ「家なき子」(日本テレビ系)が大ヒットするなど、天才子役として大ブレーク。その後、仕事が減少した時期もあったが、2018年放送のドラマ「海月姫」(フジテレビ系)で演じたオタク女子役がネット上で絶賛され、再び存在感を発揮。20年には女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の表紙モデルに起用されるなど、年齢を重ねても変わらない若々しさが話題となり、数年前から再ブレークしている印象だ。
一方、子役から活動しながらも、俳優としての仕事は途切れていない。その背景には、さまざまな役柄で、脇役としてもポジションを盤石にしてきた堅実さがありそうだ。
「やはり演技力はずばぬけており、SNS上でも話題になることは多い。『スタンドUPスタート』第1話では起業を持ちかけられる専業主婦役を演じ、『今まで見たどのドラマよりリアリティーがあってびっくりした』『夫婦の向き合った姿にもらい泣きした』など、称賛の声が目立っていました。また、昨年4月まで放送されたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、どこかこじらせている大根役者という役どころで、劇中劇であえて下手な演技を披露。棒読みの“大根っぷり”をきっちり演じて話題になりました。さらに、21年放送の『にじいろカルテ』では、認知症患者役を自然体で演じ、その嫌みのない演技が好評を博しました。演技力の高さ、演じられる役の幅広さは折り紙つきなので、当然、重宝されています」(テレビ情報誌の編集者)