芸能評論家の三杉武氏は安達についてこう述べる。

「安達さんは2歳のときにキッズモデルとしてデビューし、芸歴としてはウッチャンナンチャンと“同期”で40年近くにも及びます。『家なき子』シリーズは社会現象になるほど人気を集めましたが、子役出身の中には、子ども時代に残した強烈なインパクトの“呪縛”に長年苦しめられたり、若くして大きな成功を収めたことで、自分を見失って身を持ち崩してしまったりするケースも少なくありません。浮き沈みの激しい芸能界で、これだけ長期間活躍し続けているのはまれな例です。近年、改めてその演技力の高さが注目されていますが、もともと“天才子役”と言われていたくらいですから評価は当然でしょう。話題作のドラマで脇役としての露出が多くなってきたことで、改めて安達さんの演技力の高さが視聴者に浸透したはずです」

 子役のイメージからうまくシフトして、今や芸能界に欠かせない俳優となった安達。卓越した演技力で、これからどんな役柄を演じるのか楽しみだ。

(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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