1日は九州で局地的に滝のような雨の降る恐れ。東京も昼頃にかけて本降り。2日以降は関東から西は蒸し暑さがレベルアップ。東京や大阪など最高気温30度近い日が続く所も。

6月の雨が多かった九州 7月スタートも大雨

鹿児島市は、昨日までの30日間の降水量が、平年の同時期の約2.9倍など、九州南部は、この6月は記録的に雨の多い月でしたが、6月最終日も、九州は広い範囲に雨雲がかかっています。
九州では、明日にかけても、活発な雨雲が次々にかかり、大雨の恐れがあります。
【1日正午までの24時間に予想される降水量】いずれも多い所
鹿児島県・本県         200ミリ
長崎県・福岡県・佐賀県・大分県  180ミリ
宮崎県・山口県          150ミリ
特に、鹿児島県や熊本県では、1時間に70ミリの「非常に激しい雨」が予想されています。
「非常に激しい雨」って?
滝のようにゴーゴーと降り続く雨で、傘は全く役に立たなくなるレベルです。
また、水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
都市部では、地下室や地下街など、低い所に雨水が流れ込む場合もありますし、マンホールから水が噴出したり、土石流が起こりやすくなるほどの雨です。
九州南部では、これまでの大雨で地盤が緩んでいることに加え、更なる大雨により、土砂災害の危険度が高まりそうです。
斜面には、絶対に近づかないで下さい。
また、雨脚は急に強まりますので、低い土地の浸水や、川の増水にも警戒が必要です。

2日に雨が降るのは、九州だけではありません。
四国や近畿、東海も、今夜から雨脚が強まり、あすの昼頃までは、所々で激しい雨や雷雨となるでしょう。
雨脚が強まったり、弱まったりする予想で、大阪などは、朝の通勤や通学の時間帯に、横殴りの雨になりそうです。
大雨で、交通機関に乱れがでる恐れもありますので、時間に余裕をもってお出かけ下さい。
関東も昼頃まで雨で、本降りの時間がありそうです。
沿岸部は、雨だけでなく風も強まりますので、明日のお出かけは、横殴りの雨に濡れて、体調を崩さないよう、ご注意下さい。

関東から西 2日から一段と蒸し暑い日が続く

一方、2日以降は、関東から西では、蒸し暑さがレベルアップしそうです。
東京や名古屋、大阪の10日間予報で、最高気温が28度以上の日を赤く囲んでみました。
この先は、蒸し暑い日が『続く』ことがポイントです。
7月に入ったとたん、日差しが少なくても、気温の高い日が続くということで、湿度も高い状態が続きそうです。
湿度が高いのも、熱中症にかかりやすくなる条件の一つです。
「まだ、梅雨時だから」と油断しないで、水分を意識的に取ったり、なるべく風通しの良い服装を選んだりするなど、対策を心がけて下さい。
蒸し暑さが続くということは、食品もいたみやすくなりますので、こちらも十分お気を付け下さい。