カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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 大のホークスファンのお笑い芸人のカンニング竹山さん。仕事の合間を縫って、ホークスのキャンプに行き、プロの選手たちの姿を満喫してきたとともに、あることに気がつかされたという。

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 ホークスの宮崎春季キャンプにプライベートで行ってきました。福岡での仕事の前日が移動だけの日だったので、それだったら朝イチでキャンプに行こう!と思い立って。

 コロナ禍以降、観客もだいぶ戻ってきたみたいで、僕が行ったときは、2月14日のバレンタインデーの平日だったんですけど、ファンがたくさん来ていました。11日の土曜日は2万4400人動員したそうです。

 今年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の強化合宿をやっているので、そちらにも観客が行っていますが、例年はホークスの宮崎キャンプの動員数が一番多いそうです。というのも、九州地方の球団だから九州各県から車で見に来るんですよ。

 ホークスのキャンプは「生目の杜運動公園」という公園全体がイベント会場のようにそれに対応できるように楽しい会場になっている。飲食の屋台が出ていたり、ひとつのお祭りのようになっているんです。選手たちがファンサービスでサインに応じてくれることもあったり、本当に一日いても楽しい。

 ホークスのキャンプはA組とB組に分かれているんですが、面白いなと思ったのが、練習が基本少年野球と同じことをやる。例えば、1アウト、ランナー1、2塁、ショートゴロ、さぁどうする、みたいな。2塁に走塁する選手をはさんでアウトにするんだけど、そういう練習を何回も何回もやるんですよね。キャッチャーが「1アウト、ランナー1、2塁」って大声出してね。

 当たり前なんだけど、みんなホークスのユニフォーム着ていて、プロの選手なんですよね。でも、繰り返しやっている練習は少年野球と同じ。結局、それが、プロになろうが基本中の基本なんだなと。それと、みんな声を出していた。声出しも野球の基本なんだな。

「もう1本こーい!」とか「このバッター最近調子いいよー!」とか、紅白戦では「次、点取っていこう」とかね。基本に忠実というか、こうして少年野球から積み重ねていったんだなと。

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