ハガキよりも短い5~8行程度の文章で相手に気持ちを伝える一筆せんは、使い慣れるととても気軽で便利なツールだ。略式のものなので、あらたまった内容の手紙には使えないが、特に形式にこだわる必要もなく、親しい相手に借りたものを返す際や、チケットや写真を送るときなどに重宝する。
一筆せんを使うのは、品物に添える場合のみ。単独では送らないのがマナーだ。そして、枚数は1枚が原則。2枚になるようなら便せんを使う。一筆せんはメモよりも重く、ハガキやカードよりも軽い位置づけと覚えておきたい。
(監修 中川 越/構成 生活・文化編集部 端 香里)
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