そんなことわかっているよ、と思うかもしれません。でも、できません。はい、私も。うちはもともと落第点の就寝時間なのですが、今年のお正月休み、せっかくのお休みだし、楽しいテレビ番組がいっぱいあるしと、親子そろって夜更かしに輪をかけてしまいました。その結果、夜興奮して寝ない習慣がさらに定着してしまい、普段の就寝スケジュール(何度も言いますが、そもそも落第点)に戻すのに一苦労しました。
ジーナ式はそんなことは許しません。「毎晩同じ時間に同じ流れで就寝の準備をする。この時間帯はお客を呼ぶのも控える」「赤ちゃんを疲れさせすぎない。入浴、授乳、寝かしつけに、少なくとも1時間はみておく」とアドバイスします。
わが身を振り返っても、同じスケジュールを守れない理由には、親が仕事で遅くなった、夜に電話が入ったなど「親都合」に子どもを合わせてしまっていることが多いです。スケジュールを狂わせないために、「その間はスマホには反応しない」など親が自制して、スケジュール遂行のために最善を尽くすことが大事なんですね。
ジーナ式では、睡眠スケジュールを安定させるためにとりわけ大事だとされているのが授乳です。授乳時間を細かく管理して、それを定着させることが大事だと書かれています。そのためには、赤ちゃんがおっぱいやミルクを欲しがるだけ与える「ディマンド・フィード」に難色が示されています。欲しがるだけ与えると、その分ぐっすり長くお昼寝をしてしまう、これがスケジュールの乱れにつながり、夜に長く眠れなくなる原因になるからだそうです。
出産すると産婦人科などでは、赤ちゃんの時は、欲しがるだけおっぱいやミルクを与えてください、とアドバイスされることもあります。この点については専門家でも意見が分かれるし、赤ちゃんのタイプや体重の増え方などによっても違います。それぞれに合わせた形でジーナ式を取り入れる必要があるでしょう。
ただ、「ディマンド・フィード」をうちの3歳児に当てはめたときに、思い当たる点がありました。冒頭にも書きましたが、うちの帰宅は午後8時近く。おなかぺっこぺこで帰ってくる子どもたちは、遅い夕飯をガッツリ食べるとエネルギーチャージされ、夜8時以降むしろパワー全開になります。