赤ちゃんの睡眠はルーティーン化することが大事だ(写真/gettyimages)
赤ちゃんの睡眠はルーティーン化することが大事だ(写真/gettyimages)
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 子どもがちゃんと寝てくれない、ぐっすり寝てくれたらラクなのに……。子育てでとりわけ悩ましいのが、子どもの睡眠です。そんな悩める親たちのバイブルが、世界で100万部以上の売り上げを誇る、カリスマ・ナニーが教える「ジーナ式快眠講座」。子どもの寝かしつけに失敗しっぱなしの「AERA with Baby」担当副編集長がじっくり学びました。

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 なかなか寝てくれない赤ちゃんがぐっすり眠る究極のメソッド!

『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版』の帯に書かれているこの言葉に、「教えてほしかったの、それそれ」と思うママやパパたちは多いのではないでしょうか。

 もちろん、アエラムック「AERA with Baby」の担当副編集長である私(44)も。小学2年生の8歳と、保育園児の3歳の2人の女の子の子育て中。保育園のお迎えは延長保育マックスの午後7時15分、そのあと学童のお迎えをはしごして7時半、家に帰ると8時目前。それから夕食を食べ、小学生の宿題を見て、入浴、それらの合間に皿洗いや洗濯、翌日の準備をこなすという怒濤の毎日。10時半にベッドに滑り込めば御の字という具合で、子どもの寝る時間としては落第点間違いなしの生活です。

 お迎えの時間を早めて、このバッタバタの生活を改善することが子どもの寝る時間を正常化させる近道だとはわかっているのですが……なかなかそうもできない。というわけで、少しでも究極のメソッドを取り入れたい!と、ジーナ式を学ぶため、この本を読み込みました。

 最初に言っておくと、この本は基本的に1歳までの赤ちゃんの授乳と睡眠についてのアドバイス。ということは、うちの場合は時すでに遅し!なのですが、読むと今でも役立つメソッドが随所にあるし、こうすればよかったんだという気づきがたくさんあります。

 まず目に飛び込んでくるのが「就寝時間を定着させましょう」という言葉。規則正しく眠らせるためのポイントは「スケジュールが定着するまで根気強く待ち、一貫した姿勢で取り組むこと」だそうです。ハッキリ言いますと、この本が383ページをかけて言っている最大にして唯一とも言えるポイントはこれです。

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就寝時間定着のために避けたほうがいいこと