学習院初等科の入学式での愛子さま
学習院初等科の入学式での愛子さま

 つげさんは、ちょうど愛子さまが誕生されたころから皇室番組に携わるようになったことから、愛子さまの成年の記者会見にはなんとも言えない感慨もあったという。

「記者会見を行う以前の愛子さまの映像を振り返ると、お小さいころは、雅子さまの後ろに隠れているような印象でした。入学式や卒業式でも校門の前で、記者から質問をされてもなかなか話せず、雅子さまに促されてようやくひと言お答えになっていました。どちらかというと引っ込み思案な女の子なのかなと思っていましたが、成年の記者会見のときは、愛子さまをご誕生のときから見てきたので、不遜かもしれませんが『うまくできるのかしら、大丈夫なのかしら』という思いを抱いていました。ところが愛子さまの会見は、完璧すぎるほど完璧で、その心配は杞憂でした。それと同時に、愛子さまは本当にご立派に成長されたなと涙が出るほど感激したことを覚えています」(つげさん)

 愛子さまは記者会見でもご自身の性格を問われ「小さいころから人見知りのところがある」と答えられていたが、そんなことは微塵も感じさせないほど立派な記者会見だった印象がある。そんなご様子を「聞いてくれる人たちに伝えようとするお気持ちが、私たちにとても伝わってきました」とつげさんも振り返る。

「これまで、愛子さまは映像で拝見していると、伏し目がちなことが多い印象がありました。山の日の記念式典に出席するため、ご一家と愛子さまが上高地(長野県)を訪問された際、愛子さまはガイドさんのお話を聞くときも、やや伏し目がちで聞かれていました。それが一転、記者会見では堂々と前を向き、特に印象的だったのが、記者からの質問をきちんと目を見て、向き合って聞いて答えていらっしゃったことです。おそらく、愛子さまはご自身の人見知りなご性格を克服しようと、一生懸命努力されたのではないでしょうか。そうしたところにも、愛子さまのご成長が感じられました」(つげさん)

 そんな記者会見からまもなく1年――。新年には初めての一般参賀にも参列された。記者会見からの1年を振り返り、つげさんが一番印象的だったのは「新年一般参賀」だという。

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愛子さまは雅子さまと所作がそっくり!