
ダウンタウンの松本人志の「引退説」が一部のメディアでささやかれている。その発端となったのは、2月24日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)で、松本が自身の引退時期について「早ければ2年、遅くても5年」と明言したことだ。
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さらに、松本がこの3月をもって『ワイドナショー』(フジテレビ)を降板すると発表されたことで、5年以内の引退に信憑性が出てきたと考えられているようだ。3月19日放送の『ワイドナショー』では、番組卒業の理由について松本自身が説明をすることになっているという。
長年ダウンタウンを見てきた立場からすると、松本の引退説と言われても「またか」以外の感想がない。松本が近いうちに引退するのではないか、というような話はこれまで何度となく噂されてきたことであり、もはや目新しい話題ではない。
上記の番組以外でも、松本はたびたび引退について語っている。そして、若い頃から一貫して「芸能界には何の未練もない」「いつ引退してもいいと思っている」というような主張をしている。言っている内容がずっと変わっていないのだから、恐らくそれが本心なのだろう。
ダウンタウンがテレビに出始めたとき、彼らがとにかくいつもだるそうにしているのが印象的だった。テレビというのはキラキラしたスポットライトを浴びる夢の舞台であるはずなのに、ダウンタウンの2人(特に松本)はいつも気だるそうにカメラの前に立っていた。
当時はそれが格好良く見えた部分もあったのだが、今にして思えば、松本は単に本当にだるかっただけなのではないか。そして、現在に至るまでそう感じ続けているのではないか。
松本にはもともと「芸能界でのし上がりたい」「天下を取りたい」といった野望はなかった。初期のダウンタウンは大阪を拠点に活動しており、若手時代の松本はその状況に満足していた。東京進出は会社の意向でやむなくすることになってしまっただけであり、彼自身は全く乗り気ではなかった。