1カ月前、アエラ5月13日号に掲載した山里亮太さんのインタビュー記事「現代の肖像」を「ご両親へ。結婚はちょっと遠いみたいです」と締めくくった1カ月後の結婚。トホホな事態になった筆者が、記者会見で感じたこととは?
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山里亮太さん(42)が蒼井優さん(33)を大好きなこと。そしてその気持ちと同じくらい、仕事への思いが強いこと。だから蒼井さんは、山里さんを好きになったということ。そのことが、すごく伝わってきた。
6月5日の記者会見の話だ。そして、いろいろなことを乗り越えた、今の南海キャンディーズがそこにはあった、文字通り。
会見に相方のしずちゃんこと山崎静代さん(40)がいたのだ。蒼井さんと映画「フラガール」で共演し、山里さんとの橋渡しをした人だからということで、3人並んでの会見になった。途中、しずちゃんが涙ぐんだ。山里さんが仕事への情熱を語った場面で、涙ぐんでいた。
質問は、「モテない芸人のみなさんには、どんなコメントを?」だった。山里さんは、結婚を報告した時にしずちゃんが言ってくれた台詞があると言った。
「真面目に頑張ってれば、いいことってあんねんな」
それが一番の答えになると思うと言った時、しずちゃんの目にじわっと涙が浮かんだ。それからは、山里さんの言葉を聞きながらずっとうなずいていた。こんな言葉だった。
「この世界で戦っていくってなって、ブサイクとか炎上とかいろいろあっても、その世界のことがすごい大好きで、一生懸命頑張って真面目に生きてきたら、こんな素敵なゴールを用意していただける。だからみんな、僕みたいなタイプの、僕みたいな戦い方をしてる芸人さんの希望に、おこがましいですけどなれたかなって。それくらい自信あります、蒼井さんと付き合えて」
真面目な表情で言い切った後、芸人仲間のクロちゃんへの一言でオチを付けたから、しずちゃんも蒼井さんも、会見場の取材陣もみなが笑った。