河本は、2020年に主戦場を米国に置いたが、思うような結果が出せず2021年5月に帰国。その後も、調子がなかなか上がらず2023年シーズンもフルシードとはならなかった。前半戦で好成績を残さなければ、後半戦の出場は難しい状況。今季は開幕から3試合連続予選落ちとなっているが、奮起が待たれる。

 淺井は2020-21シーズンにメルセデス・ランキングで56位に落ち込むと、2022年は同114位と低迷した。QTランキングも111位となっており、優勝経験がある他の“黄金世代”にやや水をあけられた状態だ。

 しかし今年1月下旬になり自身のインスタグラムでプロキャディの栗永遼さんとの入籍を発表した。栗永さんは、淺井が初優勝した2019年のCAT Ladiesでバッグを担いだ存在。レギュラーツアーでの出場機会は限られるが、夫婦で力を合わせ復活したいところだろう。

 ツアーを彩る“黄金世代”だが、このように優勝者12名の現在地には明暗がある。日本、そして海外で、彼女たちの2023年はどのようなシーズンになるのだろうか?

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