写真:gettyimages
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 保活には、親たちの頭を悩ませる格差がある。出生のタイミングによって明暗が分かれる“生まれ月格差”だ。

 認可園の中には0歳児の受け入れを「4月1日時点で生後57日以降」とするところも多く、2019年度であれば、19年2月4日以降に生まれた0歳児は4月入園の対象にならない。そもそも生まれて数カ月の我が子を預けるのに抵抗がある人も多く、早生まれなど年度の後半に生まれた場合は、0歳児を4月時点で預けるのに二の足を踏む。

 だが、0歳児4月入園を逃すと保活が苦しくなることは否めない。年度途中や、翌年の1歳児クラス入園を狙うことになるが、待機児童の多い地域の年度途中入園は絶望的。1歳児クラスも、在園児の持ち上がりがあり、募集が少ないケースが多い。

 府中市に住む食品メーカー勤務の女性(31)は、今年2月下旬に長女を産んだ。同市では2月3日までの出産予定であれば妊娠中の入園申し込みが可能だが、対象外。もちろんそんなに早く預けたいわけではない。ただ、待機児童数が東京多摩地区ワースト1の同市で認可保育園の年度途中入園はほぼ不可能で、認証保育所も満員。

「一時保育もあたりましたが、1歳以上が対象だったり、育休中は利用できなかったりして、絶望感に襲われました」

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