E:ある商社ではESに写真を2枚付けてもらうそうです。写真と、そのエピソードで学生の個性が出てくるでしょうね。
D:伊藤忠商事ではエントリーの際にPR動画も出してもらうようにしたとか。「入社したら何をしたいか」など、1分間の動画を2本。本気度が低い応募を抑える一因になったかもしれません。ESの数は数年前から徐々に減っていると聞きました。
C:うちでもESの数は減っています。先輩の就活が売り手市場でうまくいったから、油断しているのですかね?
B:ES提出と同時に、筆記試験はテストセンターまで行って受けてもらいます。本当にうちのために時間を使ってくれるのか、志望度合いがわかります。
A:筆記試験でドライに線引きすると、採用実績がない大学の学生が残ったりします。面接で会えるのが楽しみになります。
D:そしてすぐ面接……ではありません。筆記試験に合格し、面接の予約をした学生を対象に「選考直前セミナー」を開きます。とにかく6月1日の面接に来てもらう努力を続けます。
(構成/ジャーナリスト・大竹哲也)
※AERA 2018年7月23日号より抜粋