お笑いトリオ「ハナコ」の秋山寛貴(31)が20日、芳林堂書店高田馬場店で初のイラスト集『#秋山動物園』(朝日新聞出版)の発売を記念したイベントを行った。
イベントに来場したのは、文化放送「ハナコ秋山のレコメン!」のリスナーの中から当選した15名だが、その中には北海道や広島から駆け付けた人もいた。
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■まさか書店に自分の絵が並ぶ日が来るなんて
インスタグラムに投稿した、動物のイラストをまとめた『#秋山動物園』。実際にインスタ投稿を始めたのは2020年5月ごろで、ちょうどコロナの時期と重なる。
ステイホームが騒がれ、周囲の雰囲気も暗かった。自身も仕事が無くなり、やることもなく「寂しいよな」と思っていたときだという。
「前からちょこちょことは描いてはいましたが、そうだ……毎日、描くか!と。たくさんの種類がいる動物を描いているうちに、より動物を好きになって楽しくて。その後も続けていたら本になったという感じです」と話す。
小さいころから絵を描くことが好きで、小学校の時も図工の成績が1番良くてとても褒めてもらった。高校の普通課に美術工芸コースがあり、「いつか絵の仕事ができたらいいな」と夢を描いた。だから、今回、出版の話が来た時も……
「本当に嬉しかったですね、やっぱり夢見ていたので。もう1つの夢だったお笑い芸人を始めたんですが、お笑い芸人の仕事をさせてもらいながら、まさか書店に自分の絵が並ぶ日が来るとは思っていなかったです」。
■粗品から言われた言葉に「こいつ、嘘ついてないな」
ハナコの岡部大や菊田竜大、他のタレントから出版に対する反応はあったのだろうか。
「2人は、僕が空き時間とかに絵を描いているのをずっと見ているので『よかったね』と言ってくれました。レギュラー番組で共演する仲間に『#秋山動物園』を渡したりしているんですけど、霜降り明星の粗品に渡した時『こういうのって、正直もらうと困ることもあるけど、これは嬉しいわ』って言ってくれたのが、素直に嬉しかったです。こいつ、嘘ついてないなって(笑い)」