デザイン関係は、古くから日本人が活躍する業界でしたが、今やパティシエから何から何まで、こんなところに日本人がいるのかよ、というシーンによく出合います。フランス語も上手ですし、我々の世代のような表面的にフランスで何かやってるというレベルははるかに超えています。日本人の若者、内向きだとかオジサンたちはよく非難しますが、いいえ、やるんですよ、奴ら。
これはフランスだけではなく、他のヨーロッパの国やアメリカでもまったく変わりません。日本人の若者がその国にしっかり根付いて活躍するようになったのが実情で、その分、表には出てこないわけです。これは我々の世代にはできなかったことですね。
ワタクシもようやくアメリカなどに会社を持つようになっておよそ10年がたちますが、彼らに比べるとまだまだと思わされますね。日本人の若者、世界中で大活躍しているんですよ!
※AERA 6月11日号