私大の「定員厳格化」は来年度以降も続く。私大の難化傾向は収まりそうもない(撮影/写真部・加藤夏子)
私大の「定員厳格化」は来年度以降も続く。私大の難化傾向は収まりそうもない(撮影/写真部・加藤夏子)
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大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)※【その他の図表はこちらをクリック】※大学通信調べ。※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。
大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)
【その他の図表はこちらをクリック】
※大学通信調べ。
※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。
※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。
※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。
※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。
大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)※【その他の図表はこちらをクリック】※大学通信調べ。※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。
大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)
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※大学通信調べ。
※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。
※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。
※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。
※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。
大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)※大学通信調べ。※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。
大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移(AERA 2018年4月23日号より)
※大学通信調べ。
※4月5日現在の一般入試の合計で、合格者には2部・夜間主コースを含んでいない場合がある。
※追加合格、第2志望合格、繰り上げ合格を含む場合がある。日本大の合格者数は2月発表分。
※倍率は志願者数÷合格者数で算出した。
※入学定員充足率の計算は、1年次在籍者数で計算されている場合がある。9月入学者、通信教育課程在籍者などを除く場合がある。

 2018年度は以前にも増して私立大学の入試が厳しいものとなった。志願者数は増えているのに、合格者数は絞られるというダブルパンチ。受験生には厳しい環境となっている。

【図】大都市圏私立大学50校の志願者数と合格者数の推移はこちら

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 今春、同志社大学文学部に合格したAくんは、今年の入試をこう振り返る。

「過去問を解いて、合格最低点をクリアできた大学でも通らない。明治大のある学科では『8割は取っただろう』という感触があったけど、落ちました。全体的に合格最低ラインが1割くらい上がった印象です。併願が増えて倍率も高くなっているので、小さなミスをすると滑り止めでも落ちる危機感があった」

 大学関係者の間で「2018年問題」と呼ばれ、18歳人口が減少期に入る初めての受験シーズンが終わった。17年には約120万人だった18歳人口は、18年から約118万人と減りはじめ、31年には100万人を割り込むとみられている。だが、少子化にもかかわらず、18年度入試は以前にも増して厳しいものとなった。

 特に顕著だったのは、私立大学の「難化」だ。「大学通信」によると、17年度の私大の一般入試の志願者数は前年度比で約8%増だったが、18年度はさらに7%増となった。志願者数トップは5年連続で近畿大で、今年は15万人を超えた。関東では、中央大が約1万4千人増で、前年比119%。総合政策学部では、募集人数に対する志願倍率が27倍にもなった。立教大は前年比14.6%増で、異文化コミュニケーション学部の志願倍率は28.7倍。法政大は志願者数が約12万2千人と過去最高を記録した。

 大学通信常務取締役の安田賢治さんは、18年度入試の傾向をこう話す。

「私大のセンター試験利用入試が人気で、志願者は10%ほど増えています。志願者数が増加した私大は多様な入試制度を用意していて、学内併願をしやすい環境を整えている学校が多い。受験生の併願数は年々増えていて、私大だけで15くらいの学科を受験する子も珍しくない。必然的に倍率も高くなるので、本来は滑り止めだった大学でもあっさりと落ちてしまうケースが多々あったようです」

 こうした状況のなか、これまでは現役志向が強かった受験生にも、「浪人」という選択肢が復活してきた。今年の大学入試センター試験では、志願者58万2671人のうち、浪人生を含む既卒者は4.9%増の10万3948人。4年ぶりに10万人を超えた。1年浪人して、今春、都内の理系大学の工学部に入学したBくんはこう話す。

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