──「役者・岩田剛典」をどう見てほしいですか。

 僕が役者として作品に呼んでいただけるのは、EXILEや三代目のメンバーとしての人気や活動の成功が大きいと自分では思っています。でも、その勢いを後ろ盾にお芝居の世界で勝負できるのは、限られた時間だけですよね。それを超えたところで勝負できる自分に進化しないと、先はない。

 そういう意味で、今回の作品は「EXILEのメンバー」としての要素がない役柄なので、ファンの方がどう感じてくださるか楽しみです。自分にとってはある意味、衝撃作でもあって、この映画を観てもらえれば自分の役者としての覚悟を感じてもらえるはず。そういう作品にできたと思っています。

(ライター・まつざきみわこ)

AERA 2018年3月19日号より抜粋