所定の寺院での永代供養か海洋散骨、あるいは自分で契約した納骨先への郵送を選択でき、価格は葬儀なしなら24万8千円、寺院による葬儀つきのプランなら32万5500円だ。
契約が完了すると、死後の手続きを同社がすべて行う旨を明記した成約証明書と2枚のカードが送られてくる。身分証と一緒に持ち歩いたり、入院中の病院や施設に渡しておいたり、自宅のわかりやすい場所に置いておくことを勧めている。
「たとえパートナーがいても、残された方が認知症や寝たきりになっていると死後の手続きが難しいので、お子さんがいないご夫婦にもお勧めしています。本人だけでなく家族でも申し込めるので、自分亡き後の伴侶が心配という方にも」(立本さん)
自分の“最期”までキッチリ責任を取る、という時代が近づいているのかもしれない。
(ライター・森田悦子)
※AERA 2018年1月1-8日合併号