俳優の小栗旬(40)が、自身が所属する芸能事務所「トライストーン・エンタテイメント」の社長に就任すると報じられた。
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同社は、映画プロデューサーの山本又一朗氏が1993年5月に創立し、小栗のほか綾野剛や田中圭、木村文乃、間宮祥太朗、坂口健太郎、赤楚衛二ら人気俳優が多数所属している。
小栗は同社の取締役会の承認を経て、初夏にも社長に就任する予定だという。
小栗といえば、2005年にドラマ「花より男子」(TBS系)でブレーク後、数多くの映画やドラマに出演。22年にはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主演を務めるなどトップクラスの人気俳優となったが、今後は経営者としての手腕も試されることになる。
別の芸能事務所のマネジャーはこう語る。
「小栗さんの社長就任の話は数年前からうわさになっており、既定路線でした。今年は事務所の創立30周年で節目の年ということもあり、ついに踏み切った形でしょう。ただ、現在の経営陣もそのまま残り、小栗さんをサポートするようです。もともと、小栗さんはお父さんが有名な舞台監督ということもあり、裏方の仕事も熟知している。本人のコミュニケーション能力の高さもあり、人脈も広く、笑福亭鶴瓶さんや明石家さんまさんなどその交友関係は役者仲間にとどまりません。そうした素質も今後の社長業で大きな武器になるのではないでしょうか」
人気俳優が所属事務所の経営者になったケースとしては、近年では「ジャニーズ事務所」の副社長兼関連会社である「ジャニーズアイランド」の社長となった滝沢秀明氏(後に退社および退任)が記憶に新しい。
とはいえ、自身も芸能活動を続けたまま複数の俳優を抱える会社の経営も手掛ける“プレイングマネージャー”となると、かなり珍しいケースといえる。
「16年に井上真央さんが岸部一徳さんが代表を務める事務所に移籍して話題になりましたが、もともとは岸部さんの個人事務所でしたからね。数多くのフリーアナウンサーやタレントを抱える『生島企画室』も生島ヒロシさんは会長という立場で、実質的な経営は別の社長が行っています。そう考えると、売れっ子俳優の渡哲也さんや舘ひろしさん、神田正輝さんらが所属していた『石原プロモーション』を率いた石原裕次郎さんに近い立場かもしれません」(同)