北杜夫の作品と聞いてすぐに思い出されるのは、「どくとるマンボウ」シリーズのほのぼのとした雰囲気だろう。だが同時に、北は純文学作家でもあり、『夜と霧の隅で』では芥川賞を受賞している…

“純文学作家・北杜夫”の圧倒的な才能 三島由紀夫が「戦後に書かれた最も重要な小説の一つ」と称賛した作品とはの続きを読む