平田オリザ

平田オリザ

劇作家, 演出家

プロフィール

1962年東京都生まれ。劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰。芸術文化観光専門職大学学長。江原河畔劇場・こまばアゴラ劇場芸術総監督。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。94年初演の『東京ノート』で翌年第39回岸田國士戯曲賞受賞。98年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2001年初演の『上野動物園再々々襲撃』で翌年第9回読売演劇大賞優秀作品賞、02年『その河をこえて、五月』で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ、ほか受賞多数。18年初演の『日本文学盛衰史』(原作/高橋源一郎)で翌年第22回鶴屋南北戯曲賞受賞。主著に『芸術立国論』(集英社新書)、『わかりあえないことから─コミュニケーション能力とは何か』『下り坂をそろそろと下る』(共に講談社現代新書)、小説『幕が上がる』(講談社文庫)など。
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平田オリザの記事一覧

平田オリザが読み解く中江兆民の傑作『三酔人経綸問答』が喝破する明治時代の政治思想の迷走ぶり
平田オリザが読み解く中江兆民の傑作『三酔人経綸問答』が喝破する明治時代の政治思想の迷走ぶり
1847年に土佐で生まれ、幼少の頃に坂本龍馬に会ったという中江兆民。1871年にフランスに留学し、ルソーの『社会契約論』を漢文訳するなど、フランスの思想を広め、自由民権運動の理論的支柱となった。彼が書いた『三酔人経綸問答』について、平田オリザさんの『名著入門 日本近代文学50選』(朝日新書)から抜粋、再編集しその魅力を解説する。なお、『三酔人経綸問答』はNHKの番組「100分de名著」で、平田オリザさんを案内人に放送されている。
名著入門
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“純文学作家・北杜夫”の圧倒的な才能 三島由紀夫が「戦後に書かれた最も重要な小説の一つ」と称賛した作品とは
“純文学作家・北杜夫”の圧倒的な才能 三島由紀夫が「戦後に書かれた最も重要な小説の一つ」と称賛した作品とは
北杜夫の作品と聞いてすぐに思い出されるのは、「どくとるマンボウ」シリーズのほのぼのとした雰囲気だろう。だが同時に、北は純文学作家でもあり、『夜と霧の隅で』では芥川賞を受賞している。純文学作家・北杜夫の代表作として、劇作家の平田オリザさんが挙げるのは『楡家の人びと』。あの三島由紀夫が「戦後最も重要な小説の一つ」と称賛するほどの名著だが、その魅力はどこにあるのか。朝日新書『名著入門』から一部抜粋、再編集。
北杜夫書籍朝日新聞出版の本名著入門
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低身長と戦地未経験…三島由紀夫を天才たらしめた「2つのコンプレックス」
低身長と戦地未経験…三島由紀夫を天才たらしめた「2つのコンプレックス」
三島由紀夫が戦後の日本文学を代表する作家であることは論を俟たない。1970年に陸上自衛隊市谷駐屯地で割腹自殺するまで、実に多くの作品をこの世に残した。その比類なき才能の源泉は、多々あった“コンプレックス”だともいわれる。劇作家の平田オリザさんは、三島の代表作『金閣寺』の根底には、三島特有のコンプレックスがあったと説く。(朝日新書『名著入門』から一部を抜粋、再編集)
新書書籍朝日新聞出版の本名著入門
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自らの悪行を「近代的自我による苦悩」のように描いた作家・森鴎外の“露悪趣味”
自らの悪行を「近代的自我による苦悩」のように描いた作家・森鴎外の“露悪趣味”
明治から大正時代を代表する作家の森鴎外。ドイツに留学し陸軍の軍医を務め、東京医学校や陸軍大学で教官をしつつ、小説の執筆や評論活動を展開した超エリートだ。その代表作といえば、小説『舞姫』だろう。劇作家の平田オリザさんは、『舞姫』で描かれた主人公に、森鴎外が抱く一種ゆがんだエリート意識をみる。(朝日新書『名著入門』より一部を抜粋、再編集)
新書書籍朝日新聞出版の本
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更年期をチャンスに

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女性は、月経や妊娠出産の不調、婦人系がん、不妊治療、更年期など特有の健康課題を抱えています。仕事のパフォーマンスが落ちてしまい、休職や離職を選ぶ人も少なくありません。その経済損失は年間3.4兆円ともいわれます。10月7日号のAERAでは、女性ホルモンに左右されない人生を送るには、本人や周囲はどうしたらいいのかを考えました。男性もぜひ読んでいただきたい特集です!

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学校現場の大問題

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クレーム対応や夜間見回りなど、雑務で疲弊する先生たち。休職や早期退職も増え、現場は常に綱渡り状態です。一方、PTAは過渡期にあり、従来型の活動を行う”保守派”と改革を推進する”改革派”がぶつかることもあるようです。現場での新たな取り組みを取材しました。AERAとAERA dot.の合同企画。AERAでは9月24日発売号(9月30日号)で特集します。

学校の大問題
働く価値観格差

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職場にはびこる世代間ギャップ。上司世代からすると、なんでもハラスメントになる時代、若手は職場の飲み会なんていやだろうし……と、若者と距離を取りがちですが、実は若手たちは「もっと上司や先輩とコミュニケーションを取りたい」と思っている(!) AERA9月23日号では、コミュニケーション不足が招く誤解の実態と、世代間ギャップを解消するための職場の工夫を取材。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に対する世代間の感じ方の違いも取り上げています。

職場の価値観格差
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田内学の経済のミカタ
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