「妻のパート代で年100万円でも増えれば、キャッシュフローは大幅に改善します」
将来の破産を防ぐには、支出の見直しも欠かせない。まずはお金がたまりにくい「昭和の家計」になっていないか確認だ。
収入-固定費-やりくり費=貯蓄
つまり、収入から支出を差し引き、残ったら貯蓄する家計である。
やりくり費とは、食費や小遣いなど流動的な支出。その削減は生活レベルの低下をダイレクトに感じ、長続きしないと思いがちだ。とはいえ、給料が右肩上がりだった昭和期ならまだしも、収入減少社会でそんな「ぜいたく」を言っていられない。目指すべき家計はこうだ。
収入-貯蓄-固定費=やりくり費
貯蓄と固定費を先に差し引くのがポイントだ。必要なやりくり費を確保するには、上手に固定費を削減する必要がある。
「固定費は削減効果が高いうえ、さほど節約の苦しさを感じず、長期間継続できます」
※AERA 2015年12月7日号より抜粋