4月16日からの世界国別対抗戦前に「チーム戦といえどもやるときは一人。全力を出しきることで、チームに貢献したい」と語っていた(撮影/岡田晃奈)
4月16日からの世界国別対抗戦前に「チーム戦といえどもやるときは一人。全力を出しきることで、チームに貢献したい」と語っていた(撮影/岡田晃奈)

 故障や衝突事故と、あまりに多くのことがあった羽生結弦(はにゅうゆづる)の今シーズン。自身はそれをどう捉えているのか、インタビューした。

──腹部の手術をした昨年末から世界選手権までは、どんな3カ月でしたか。

羽生:長かったです。苦しい、つらい、楽しい、幸せ。いろいろな感情があって、気持ちを表現するのは難しいけれど、長かったな、と思う。僕の人生の中で絶対に忘れることができない期間だったし、気持ちの落差があり、体も良くなったり悪くなったりがあった難しい期間だった。

──今季は、世界選手権後に発した「悔しい」という一言に集約されるのでしょうか。

羽生:悔しかったり悔しくなかったり…。うーん、それはないな。悔しくない、はないな(笑)。 悔しくない試合ってないんですよ。やっぱり。たぶんノーミスしたとしても、ここがああだったな、と感じる試合しかないと思うんです。試合というのはたぶん、引退するまで課題を見つけられる場だと思うので。その感覚をいつも以上にもらえたな、と思えるシーズンですね。

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