林:知りませんでした。
勝間:モテるので婚姻に向いてないんですって。だから、同じLGBTでも相手が美人ではダメだということに気づいたんです(笑)。
林:彼女、美人さんでしたもんね。
勝間:相手が美人だと選択肢がたくさんあるから、一つの関係にとらわれる必要がなくなっちゃうんです。それを知ったとき思わず笑っちゃって、そうか、同じ仕組みだったんだと思って。
林:このごろ、勝間式の家事術の本とか、料理の本とかを立て続けにお出しになってますね。
勝間:カリスマ主婦みたいな人が家事を追求する本はけっこうあるんですけど、そうじゃなくて、ビジネス分野の人がビジネスコンサルティングの手法を家事に持ち込んで、まじめに家事を追求してもおもしろいんじゃないかという発想でつくったんです。だから最新家電を次々投入して、大型設備投資をガンガンやってますよ。
林:勝間式の料理の本を見ると、勝間さんちって、いろんな調理器具がそろってるんですね。
勝間:そうです。今朝も6時半ぐらいに起きて、トマトとナスとチーズのグラタンをパッパッとつくって食べました。ぜんぜん簡単です。グラタン皿に切って入れて、ちょっと塩してチンするだけなので。
林:今までの料理研究家の人って、コトコト煮たり刻んだり、ややメルヘンの要素があったけど、勝間さんはそうじゃなくて、いかに時短でいちばん効率よくおいしいものをつくれるかという視点なんですよね。家電にお金をかけて。
勝間:お金かけてます。10万円ぐらいするオーブンレンジが2台と、ホットクックという自動鍋が2台置いてあります。パン焼き器も、ふつうは7千円ぐらいからあるんですが、うちにあるのは3万円ぐらいするすごくいいやつです。
林:そして勝間式の家事の本を見ると、まあ勝間邸のきれいなこと。
勝間:今はね。2015年の10月までほんとに汚かったんですよ。お手伝いさんが掃除してくれるんですけど、そこら中にDMの山とか、段ボールの山とか、開けてないもらいものの山とかが積み上がってました。お手伝いさんって、捨ててはくれないので。