調子がいい時でも、2週間に1度は必ず整体に行き、食事も、自炊メインで、栄養バランスに気を配る。

「以前、自分で野菜ジュースを作っていたこともあったんです。でも、ロケも多いので、ロケ先にミキサーがなかったりすると、『あー、今日はルーティンワークができなかった』となってしまい、それがかえってストレスになったりもして。でも青汁って、もしも朝に家で飲み忘れても、袋さえ持っていれば、どこでも飲める。それで、ここ2年ほどは青汁に落ち着きました。私が飲んでいる青汁は、箱に2点とかポイントが付いていて、10点たまると1箱もらえるシステム。なので、それをお財布の中にためて、毎回せっせと利用しています(笑)」

 最近の趣味は釣り。

「この前は、海釣りに行ってカワハギを釣りました。それをさばいて、お刺し身と肝和えにして、お酒を飲みながらつまむ、っていうのが最高の贅沢。自分で魚もさばきます。あとは、山に行って山菜とか木の実を採ったりするのも好きです。私にとっての最高のご馳走は、ジビエ料理。突然、猪が食べたくなると、都内の、猪料理の美味しいお店に駆け込んだりします」

 芝居同様、言動にも、独特の野性味がある。では、いわゆる“さとり世代”に当たる彼女は、将来の自分をどう見据えているのだろうか。

「正直、30歳になった自分、40歳を迎える自分のことは、あまり想像がつかないです。安定したくないように見えますか? いや全然。できれば安定したいです(笑)。けど、この仕事をしている時点で、それは難しいのでしょうね」

 微笑みながら続ける。

「明確な目標があることは、それはそれでいいことだと思うんです。でもはっきりとした目標をもってしまうと、普段から、『○歳でこうあるためには、今これをやるべき』とか、そこに向かう時間になるじゃないですか。逆算して。それだと、さっきの野菜ジュースの話じゃないですけど、目標を達成できなかった時ストレスになると思うんです。性格的に、そういうのが向いてない。私の場合は、行き着く先がわからないからこそ、軽やかに波に乗って、流れに乗ったら、こんなところまで来てた、ぐらいのほうが性に合っているのだと思います。だから、確固たる意思のもと、流されようと思って流されている感じです(笑)」

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