料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「味噌漬けチキンサンド」。
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お昼は家にあるもので簡単に済ませてしまおうと思うことって結構ありますよね。ごはんと卵焼き? あるいは卵サンド? ハムサンド? でもあまりに同じようなものが続くと、ちょっと飽きてしまうかも。時には“即席味噌漬けチキン”でサンドイッチを作ってみませんか?
味噌漬けチキンは、味噌と砂糖とみりんを合わせたものを鶏むね肉1枚に塗り込み、30分ほどおいてからグリルで焼くだけで作れます。このサンドイッチに使用するのは鶏むね肉1枚ですが、ちょっと多めに焼いておいて、次の日のおかずやサラダに使うのもおすすめです。
チキンと一緒に野菜をたっぷり摂りたいときは、ラディッシュ、水菜の他に玉ねぎの薄切りも加え、マヨネーズで和えてみてください。そしてレタスもたっぷり敷いて、サンドを。
味噌のしみたチキンとシャキシャキ野菜の絶妙なコンビネーション、どうぞ温かいお茶と一緒にゆっくり味わってみてください。寒いときほど、味噌のコクが後を引きます。冷めてもおいしいサンドイッチです。家族が遅く帰ってくる……なんてときには、夜食としてご活用くださいね。
(構成/赤根千鶴子)
■味噌漬けチキンサンド
【材料】(2人分) 鶏むね肉1枚<180g>、味噌大さじ1、砂糖小さじ1/4、みりん小さじ1、ラディッシュ2個、水菜適宜、マヨネーズ大さじ3、黒胡椒少々、8枚切り食パン4枚、プチトマト適宜
【作り方】(1)味噌、砂糖、みりんを合わせ、鶏むね肉に塗り込み30分おく。グリルで焼き、厚さ1cmの斜め切りにする。(2)ラディッシュは薄切りに。水菜は約5cmくらいに切る。マヨネーズと黒胡椒で和える。(3)トーストした食パンにラディッシュ、水菜、鶏肉をサンドして半分に切る。サンドイッチの周りにプチトマトや余ったラディッシュ、水菜を飾ってできあがり。
【ワンポイントアドバイス】パンの上にラディッシュ、鶏むね肉、水菜の順にのせサンドすると切り口がきれい。
※週刊朝日 2020年1月31日号