女子の最終戦の結果にも触れたいところだけど、週刊誌の宿命で、ごめんなさい。「大王製紙エリエールレディスオープン」(11月21~24日、愛媛・エリエールGC松山)は、渋野日向子さん(21)が逆転優勝で、賞金女王の可能性を残しました。
女子もこのところ上の方にいるメンバーが決まってきてる中で、気持ちのいい逆転優勝でした。このコラムがみなさんに届くころには結果は出てますけど、賞金女王争いは最終戦前でトップの鈴木愛さん(25)が新星の渋野さんを抑えるのか。そこに割って入る申ジエさん(31)がいるのか。役者がそろって、見応えのある最終盤になりましたよね。
渋野さんはエリエールの前週が久々の予選落ちでしたけど、いいリフレッシュになったんじゃないですか? スッと頭を冷やす時間ができたりすると、こうやってまた優勝できたりもするんですよね。ゴルファーってみんな、自分のことがまったく分からない。明日は何があるんだろうと思いながらやってるスポーツなんですよ。
人それぞれですけど、今回の渋野さんの予選落ちに関しては、何となくいい時間がつくれたんじゃないでしょうか。
※週刊朝日 2019年12月13日号
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