<浜内さんの鍋>


■白菜と豚肉の塩昆布鍋

【材料】(2人分)白菜600g、豚こま切れ肉250g、塩昆布20g、塩小さじ1強、水3カップ、すりおろし生姜適宜

【作り方】(1)熱湯を沸かし、火を止める。豚こま切れ肉を入れて手早く湯洗いし、ザルにとる。(2)白菜の白い部分を繊維に逆らって薄切りにし、葉の部分はザク切りにする。(3)鍋に分量の水、白菜の白い部分、塩を入れ、中火にかけてひと煮たちさせる。湯洗いした豚こま切れ肉、白菜の葉、塩昆布を入れ、味を調える。そして、すりおろし生姜と共にいただく。

■やわらかむね肉の大根鍋

【材料】(2人分)大根600g、鶏むね肉1枚(250g)、塩小さじ1/2弱、水600cc、ポン酢適宜

【作り方】(1)大根200gは大根おろしにして、汁気を軽く切る。鶏むね肉は皮を外して薄切りにし、大根のおろし汁大さじ1と塩を揉み込む。残りの大根400gはピーラーで削っておく。(2)鍋に水、ピーラーで削った大根を入れて火にかけ、ひと煮たちしたら、鶏むね肉を入れて火を通す。大根おろしとポン酢、煮汁でお好みの濃さのタレを作り、タレにつけながら、大根、鶏むね肉をいただく。

<本田さんの鍋>
■ぶりとかぶの陳皮雪鍋

【材料】(1人分)ぶり1~2切れ(100g)<塩を全体に振り、30分くらい室温に置いてから、1切れを三つに切る>、塩少々、かぶ1~2個(200g)<よく洗い、皮ごとすりおろす>、木綿豆腐1/2丁(200g)<6等分くらいに切る>、油揚げ1/2枚(縦半分に切り、6~8等分くらいに切る)、A(水400ml、昆布20cm)、酒1/4カップ、陳皮またはみかんの皮(千切り)少々、B(味噌大さじ2、陳皮またはみかんの皮<みじん切り>小さじ1~2、砂糖小さじ1、卵黄1個分、長葱<みじん切り>大さじ1~2)

【作り方】(1)まずAを準備。分量の水に昆布をつけておく。30分はつける(ひと晩、冷蔵庫でゆっくり戻してもよい)。Bの“陳皮味噌だれ”の材料もよく混ぜ合わせておく。(2)鍋にA、酒を入れて火にかけ、沸騰したらアツアツのところに、豆腐、油揚げ、ぶりを順に入れる。(3)鍋のまわりがフツフツしてきたら、かぶのすりおろしを上にぽんぽんとのせ、陳皮の千切りを散らす。全体がアツアツになったら陳皮味噌だれにつけて、いただく。

■芋煮鍋

【材料】(1人分)牛切り落とし肉100g、里芋2~3個(150g)<皮をむいて、1個を二~三つに切り、水洗いする>、ごぼう10cm(20~30g)<皮をよく洗い、少し長めのささがきにする>、こんにゃく1/2枚(100g)<洗った後、スプーンなどで一口大にこそぐ>、長葱20cm(50g)<半分は約2cmのブツ切り、半分は1cm幅の斜め切り>、しめじや舞茸(全部で)100g<石づきを切り落とし、食べやすくほぐす>、だし汁400ml、A(砂糖小さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1、酒大さじ2)

【作り方】(1)鍋にAを入れ中火にかける。フツフツしてきたら牛肉を加えて、時々ほぐしながら煮て、肉だけ一度取り出す。(2)(1)にだし汁とごぼうを入れ、フツフツしてきたら味をみる。ここでは普段飲んでいる汁物より、薄い味。(3)こんにゃく、里芋、ブツ切りの葱を加え15分ほど煮る。煮立ったら弱火にする。(4)里芋がやわらかくなったら、きのこを加え、肉を戻して、最後に斜め切りの長葱を入れ、好みで七味唐辛子(分量外)を振って食べる。

週刊朝日  2019年12月13日号より抜粋