林:大阪にもいろいろお芝居が来ると思いますけど、みんなで見に行ったりしたんですか。
松本:高校生向けのお芝居は、たまにみんなで見に行ったりしましたね。
林:自分では言いづらいだろうけど、「可愛いね」とか「芸能人になったら?」とか周りから言われました?
松本:いや、私よりもっと可愛い子が周りにたくさんいたので、そんなに言われなかったです。モテたりすることもなくて、クラスの中にジミ~にいました。
林:自分で応募して女優さんになった松本さんを見て、今みんなびっくりしてます?
松本:たぶんびっくりしてると思います。たまに知らない人から連絡が来たりしますけど、あのときの松本だってちゃんとわかってるのかな、と思うぐらい地味でした。
林:そのまま大学の演劇に行こうとは思わなかったんですか。
松本:大学って将来の夢を探したりする場所だと思うんですけど、私はやりたいことが決まってたので、行く意味があんまりないなと思って東京に出ました。
林:そうなんだ。しっかりしてますね。舞台にお出になったことは?
松本:上京したてのときに1回だけ出たんですけど、それ以来やってないので、やりたいなと思ってます。
林:今、映像で売れてる人もみんな舞台をやりますから、松本さんもぜひぜひ。今はふだんからお芝居はよくご覧になってるんですか。
松本:見たいんですけど、舞台はお値段がちょっと……。
林:何をおっしゃる(笑)。ドラマとか映画のヒロインをやってる人がそんな。
松本:映画は頻繁に見るんですけど、舞台は知り合いが出てたりすると見に行く程度ですね。お高いので、なかなか手を出しにくいところがあります。
林:時代劇はもうやりました?
松本:来年秋の公開なんですけど、「みをつくし料理帖」という映画の撮影が終わって、それが初めての時代劇でした。かつらをかぶって。
林:前にテレビで黒木華さんがやったドラマの原作の映画化ですね。
松本:はい。主役の澪を演じます。また「澪」という名前なんです(笑)。