丸山茂樹氏は、アマチュア選手の下部ツアー優勝を称賛する。
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国内男子の下部トーナメントで、東北福祉大2年生の杉原大河君(19)が優勝しました!
その試合は「石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament」(10月9~11日、栃木・ロイヤルメドウGC)。アマチュアが下部ツアーで勝つのは史上3人目です。
すごいですね。4年前にマルジュニアの推薦で下部ツアーに出たときも、すでに名前の知れ渡ってた強い子でしたけど、下部ツアーであろうがプロゴルファー相手に勝ちきるのは大変なことなんで。上位には入れても、優勝ってのはなかなかできませんから、これからどんどん強くなって、早くレギュラーツアーで活躍する姿を見たいですよね。
さて、国内男子ツアーの「ブリヂストンオープン」(10月10~11日、千葉・袖ケ浦CC 袖ケ浦コース)は台風19号の影響で3日目の競技が中止になり、結局最終日も中止にして、2日目までの36ホールの結果で今平周吾(27)が今シーズン初優勝を飾りました。
今回の台風は日本中に爪痕を残しましたから、あの被害の大きさを考えたら、最終日の対応は正しかったんじゃないのかなと思いますけどね。やればできそうな天気だったと思いますけど、イベントやってる場合じゃないってのがありますからね。世の中で何が起こってるか、瞬時に分かる時代になりましたから。それだけに自重しないといけない側面はあると思います。
ちょうど試合の前日に今平と仕事で一緒になりまして。そのときは「最後の詰めがよくなってきました」とは言ってました。これで賞金ランキングの1位に立ちました。日本で初めて開かれる米PGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」の出場も決まりました。
彼は日本開催だったら相当上位に食い込んでくる可能性がありますね。ただ日本でいつも上位に食い込んでるスコアでも、PGAツアーの人たちが日本のゴルフ場でさらにいいプレーをやってくるかもしれない。2日目を終わって今平が10アンダーでも、PGAの選手は軽々と15アンダーだったりね。本当にそうなるのかどうか、すごく楽しみだなあと思ってます。