球界のレジェンド、金田正一(かねだまさいち)さんが10月6日、亡くなった。86歳だった。前人未到の通算400勝を誇ったスター選手だった。
国鉄スワローズ~読売ジャイアンツを通じて、通算奪三振4490など、プロ野球記録を数多く打ち立てた。14年連続20勝以上&200奪三振以上&300イニング以上も達成。こうした記録は、今後も破られることはないとされる。
1958年の国鉄時代、開幕戦で巨人の新人の長嶋茂雄から4三振を奪ったことは今も語りぐさだ。
「本当に偉大な選手だった。面倒見が良い人で、よく食事やゴルフに誘ってもらった」
こう悲しむのは交流の深かった江本孟紀氏(72)。
「時代が違うので比較しにくいが、400勝を超えるピッチャーは永遠に出てくることはない。今なんて200勝だって難しい。金田さんは400勝したという自負が強かったが、それだけのことを口だけではなく実際にやってきた人」