安倍晋三首相は9月10日にも内閣改造に踏み切るとみられる。首相は会見で「新たな人材に突破力を発揮してもらう」と発言したことから、それは小泉進次郎衆議院議員を指すのではという臆測が一気に広まった。
作家の大下英治氏も「進次郎は入閣を受けるでしょう」と断言。
「安倍首相としても、新鮮な自民党をつくるのに、進次郎は目玉ですよ。進次郎にとっても近い将来、首相の椅子を狙っているのですから、それまでには大臣を少なくとも2回くらい経験しておきたい。まずは厚労相、復興相のポストで入閣するのではないか」
「本人の希望は復興相」(自民党幹部)ともされる。
だが、その一方で「今回は進次郎が入閣するタイミングではない」と分析するのは政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。
「進次郎には帝王学を学ばせなきゃいけないとはいうものの、安倍首相から見れば別に、進次郎がいてくれないと政権が持たないわけではない」
むしろ、進次郎が大臣になると内閣が騒がしくなるデメリットも予想される。
「滝川クリステルと結婚した後も、週刊誌は進次郎の女性問題を書きたてています。閣僚になると国会で答弁の必要もあるし、会見もやらなきゃいけない。安倍首相がそのリスクを負って入閣させる必要があるのか……」(角谷氏)