

大の本好きとして知られる芦田愛菜さん。自著『まなの本棚』(小学館)でも、本との出合いを綴っています。作家・林真理子さんとの対談で明かしました。
【読書遍歴に迫る(前編)「ミステリーって、読むと止まらなくなります」】
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林:お仕事と学業も続けながら、「いつ本を読むの?」ってみんなに聞かれないですか。
芦田:私、ちょっとの時間でも本を読みたいと思うので、歯磨きしながら本を読んだりとか……。出かける前、ほんの2、3分とか5分とかでも、ちょっと先を知りたいなと思って読んでます。
林:お風呂の中でも読んだりします?
芦田:お風呂の中でも読みたいんですけど、本が傷んじゃうのがイヤな人なので。
林:失礼しました(笑)。私は読んじゃうけど。収録の合間に読んじゃったりすることもあるんですか。
芦田:集中して読みすぎちゃうので、お仕事の現場に本を持っていくのは禁止されてるんです(笑)。
林:でも、移動のときは読んじゃう?
芦田:移動のときは読みますね。
林:本屋さんに行く時間はあるの?
芦田:出かけるときのお買い物ルートの中に、本屋さんはやっぱり入ってますね。
林:滞在時間はどのぐらい?
芦田:いつまででもいようと思えばいられるんですけど、1時間は絶対いますね。
林:本は寝る前に読むことが多い? それとも朝の光の中で読むほうが多い?
芦田:あんまり決めてないんですけど、夏休みに入ると、暇さえあればずっと読んでます。1日に1冊読めちゃったり。
林:そのとき、何か飲んだり食べたりするの?
芦田:読んでるときは動くのがイヤで、飲み物を前に置いて読んでます。飲み物のために席を立つのがイヤなので。
林:そういうときはお母さまも声をかけないようにしてる?
芦田:声かけられて生返事をして、怒られることとかもあります(笑)。
林:今は夏休みだから、「夕ごはんの準備手伝いなさい」って言われることもあったり?
芦田:そうですね。「ああ、いいところなのに」って思うことはけっこうあります。
林:今度は、20歳になった愛菜ちゃんがどんな本を読んでどんな本が好きになったかを教えてくださいね。
芦田:はい、ぜひ。