神宮寺:それはあります。僕も、Jr.の頃はスケジュールが全然見えなかったので、新しいことができなかったんですよね。今はギターを習ったりと、やりたいと思ったことに積極的に挑戦できています。
──4月3日には、3枚目のシングル「君を待ってる」が、リリースされます。「10年前になりたかった自分」という歌詞が出てきますが、皆さんはそれになれていますか?
岸:そもそも10年前に、10年後のビジョンなんて持っていなかった(笑)。たしか消防士とか、海上保安庁の職員、ペットショップの店員とかに憧れてたのかな。全く違う10年後を歩んでいますよね。
永瀬:僕も10年前なんて小学生やし、何も考えてなかったっすよ(笑)。こうやってデビューしているなんて、思いもしなかった。
高橋:うん。思っていなかった。僕はダンスを習い始めていて、10年前の夢は、「ダンスの先生になること」。ジャニーズはキラキラした遠い存在で、まさか自分がこうやってデビューして雑誌の撮影とかしてるなんて、思いもしなかった。もっと小さいときは、「シャボン玉になりたい」と思ってたし。
岸:おお、すげえ!(笑) ファンタジーだね。
高橋:そう。ファンタジーだった(笑)。パチンて消えるシャボン玉が好きで。
平野:僕も小6からダンスをやっていて、ダンスの先生になるのが夢だったんですよ。そう思うと、「なりたかった自分」とは違うけれど、「人に夢を与える人になりたい」という意味では、なれているのかな。
神宮寺:僕は今、事務所に入って9年目になるんです。その頃からずっと「デビューしたい」って思っていたから、夢は叶いました。でも、今はスタートラインにやっと立てたところ。まだまだこれからだって思っています。
──じゃあ、そんな「10年前の自分」に声をかけるとしたら?
岸:「田舎の小僧が、毎日東京でお仕事してるよ。まあ、悪い方向には進んでないから、今のまま頑張れ」
高橋:「ダンスはやめないで、ずっと続けろよ。続けてたら、ちゃんといいことが起きるよ」
永瀬:「もっと遊べ。遊び疲れて、学校に遅刻しちゃうくらい遊んどけ」。忙しくて、遊べなくなっちゃいましたから。もっとはっちゃけたかったな(笑)。