フィギュアスケート五輪二連覇の羽生結弦の復活Vのかかった闘いまであと3日……。
【写真】痛みをこらえて頑張った!美しすぎる羽生のロシア杯での演技がこちら
フィギュアスケート世界選手権(20~24日、さいたまスーパーアリーナ)の公式練習が3月18日7時から、始まった。21日から始まる男子シングルに出場予定の羽生結弦は現れなかったものの、練習リンクの観客席は朝8時の時点でほぼ満席。けがからの復活Vに対する期待の高さを表していた。
羽生は昨年11月のグランプリ(GP)シリーズのロシア大会で練習中に右足を負傷した。その後、12月のGPファイナル、全日本選手権を欠場。4か月ぶりに公のリンクに現れるとあって、この日の公式練習も注目されていた。さらに、前日17日夜放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で宮根誠司アナウンサーが「(羽生選手は)まだ、帰国していないみたい」とポロリと漏らしたことから、SNSでファンは「公式練習来ないってこと?」と揺れていた。
公式練習は、試合会場のリンクと練習用リンクの二つで行う。この日、羽生は練習リンクで、朝8時5分からの男子グループ2で練習予定だったため、ファンらは開場の朝6時半の時点ですでに長蛇の列。観賞券は自由席で、リンクに近いいい席を確保するためだという。
場内アナウンスでグループ2の選手の名前が読み上げられると、待ち構えたファンらが拍手。しかし、このグループで出てきたのは、デニス・ヴァシリエフスだけだった。笑顔を見せるデニス。早朝の公式練習にこれほどの数のファンとメディアがいるとは想像もしなかっただろう。
羽生にとっては、昨年11月以来の実践になる今大会。ロシア大会では公式練習中に「4回転ループ」の着氷時に右足首を負傷したので、今回は公式練習も「控えめ」にするのかもしれない。