15年を通して経験を積み、自信がついて余裕ができ、楽しめるようになった。メンバーのなかでも、自分が一番変わったんじゃないかな。もっと楽しむためにも、もっと自信がほしいです。
実は、あまり仕事をしている感覚がないんですよ。いい加減にやっているという意味ではなく、仕事と遊びとの境目がない。休日に友人と会うのも、ジムでトレーニングするのも、サッカーをするのも、仕事につながっていく。だから「遊び=仕事」。5年後も10年後も楽しんでやっていきたいし、日々の経験を仕事につなげてクオリティーを上げていきたいです。
5年後、15年後ですか? 5年後はわかりませんが、15年後に30周年を迎えるころには家庭を持っているんじゃないかな。子どもが大好きなので。パートナーは仕事も遊びも好きにやらせてくれる人がいいですね。「どっちが大事?」なんて言う人はダメです。もちろん自分も、パートナーがやりたいことは尊重します。
NEWSの強みは楽曲のよさと、ファンだけじゃなくスタッフさんからも愛されるグループであることだと思います。最高のパフォーマンスでオーディエンスはもちろん、スタッフの方々にも満足してもらいたいんです。
これまで40カ国くらいに行きましたが、音楽とスポーツには国境がない。これまでNEWSのコンサートでも「上海から来ました」「香港から来ました」というウチワを見かけます。せっかく国境のない音楽をやっているので、まずはアジアから、そして世界に音楽を届けていきたいです。
【15年で手越はここが変わった】
「NEWSをみんなに知ってもらうよう、動いてくれる。NEWSが4人になってからは僕がリーダーをやっていますが、表のリーダーは手越だと思っています。自分の活動をNEWSに還元しようという意識が強いですね。『“イッテQ!の手越”は気づかれるけど、“NEWSの手越”ではまだ気づかれない。もっと“NEWSの手越”って言ってもらえるようにするんだ』って。男気があってカッコいいです」(小山)
「NEWSのなかでは末っ子的な存在で、一番目立つところにいることが増えた。それが自信になっているのか、振り切ったのか。手越は常に変わり続けている人だと思います」(加藤)
「『イッテQ!』のおかげで世間が彼を見る目が大きく変わったと思いますが、根っこにある部分は変わっていないような気がします」(増田)
(取材・構成/野村美絵、鮎川哲也、本誌・鈴木裕也)
※週刊朝日 2018年11月16日号