15年間ずっと楽しかったけど、今が一番楽しいです。ここからまた一つひとつ積み上げることが、20周年、30周年になると思います。そのときには、個性的な表現者になっていたいですね。生き様や信念、表現者として成し遂げた人だけが持つ空気感、そういうものを身に付けたい。俯瞰で見つめつつも、一番先に走り出す男でいたいです。

【15年でシゲはここが変わった】
「すごく器用になった。グループの仕事と個人の仕事のスイッチを上手に切り替えている。昔は僕と2人で怒られてるときに寝るようなヤツだったのに、今やNEWSのブレイン。3人の中ではシゲが一番変わったと思います」(小山)

「デビュー当時よりも明るくなったし、パフォーマンスにも自信が見える。昔はどちらかというと、『俺はいいよ』と一歩引くところがあったけど、最近はそんなことない。シゲが一番変わったと思います」(増田)

「加藤さんが作家という道を見つけたことで、グループの活動の幅が広がった。昔は後ろでバランスを取るような存在でしたが、メラメラ燃える闘志を少しずつ出して前に出るようになった。サッカーでいうと、守備の要のボランチから、ゲームをコントロールする司令塔に変わった印象です」(手越)

■増田貴久 夢見たことが気づいたら実現していた
 実は僕、ジャニーズのオーディションを受けたのが11月8日で、CDデビュー日と1日違いなんです。17歳でデビューして、今32歳。10代でメンバーと出会い、20代のすべてをメンバーと乗り越えてきたことになります。ここまで続けることができたのはファンの方やスタッフさんのおかげで、本当に感謝しています。でもちょっとだけ、自分をほめてあげたい気持ちもありますね(笑)。

 この15年で、一人の男としても、タレントとしても、いろいろ変わったと思います。タレントとしては、「先輩のようになりたい」とか「東京ドームでコンサートがやりたい」とか、夢見たことを少しずつ叶えてきたというか、気づいたら実現していました。ただ、心の中で強く願っていることを口に出すのは好きではなくて、そこは変わっていませんね。

 一人の男としては、例えばご飯を食べに行こうってなったときに、お店をプレゼンできるのってカッコいいと思うんです。「焼き肉がいいの? じゃあ、ここがいいよ」とか。あとは知識や教養のある会話ができるとか。この15年で先輩やスタッフさんなど、大人の方からそういった様々なことを教わることができました。

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