漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「文学処女」(TBS 火曜25:28~、MBS 日曜24:50~ほか)をウォッチした。
* * *
文学賞発表の日、候補になった作家と、各社担当編集者が飲み食いしながら選考結果を待つ集いを「待ち会」というそうで。
このドラマに登場するイケメン人気作家・加賀屋朔(かがやさく・城田優)は、傍らに美人編集をはべらせるイケイケ「待ち会」。そんなのあるんだー(棒読み)。
しかし受賞はならず、残念会になった途端、編集者が陰口トーク開始だ。
「加賀屋朔は終わったな」
「正直もう限界でしょ」
言うか、ここで言っちゃうか。賞は獲れないわ、編集から終わった宣告されるわで、こんな地獄の「待ち会」嫌すぎる。
そこへ現れるヒロイン。加賀屋の担当になったばかりの文芸編集・月白鹿子(つきしろかのこ・森川葵)が、「私は、先生とサイッコーの一冊を作りたいんです!」と絶叫。彼女は文学少女ならぬ26歳・処女なんである。
なんせコレね、漫画アプリ「LINEマンガ」に連載中の少女漫画が原作ってことで、もうすべてがドリームの霧の中。何かっつーとイケメンがイケちらかす展開に、背中のムズムズが止まりません。