放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は東京ドーム天然温泉 スパ ラクーアの「ヴィシーシャワートリートメント」。
【写真】リニューアルした施設内と新規導入された「ヴィシーシャワートリートメント」がこちら
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「暑い」「寒い」「疲れた」「忙しい」を言わないことをモットーにしていたのは、みのもんたサン。10年程前に、その話を聞いてからは、なるべく見習っていたのだけれど、今夏は「暑い」「疲れた」を言いっぱなしだ。
夏休みということで、当欄も、前回の「コンラッド東京」に続いて“お出かけ編”をお届けしたい。
テレビ関係者、出版関係者の“駆け込みスポット”として注目されているのが、東京ドーム天然温泉「スパ ラクーア」だ。
昨年10月、リニューアルオープンした同施設には、檜風呂炭酸泉・酸素泉、本格的なフィンランドサウナが新設されたり、日本の温浴施設では初となる「ヴィシーシャワートリートメント」を導入。
リニューアルコンセプトが「キレイになりたい」想いをかなえる……というだけあって、女性客がずいぶん増えている印象がある。
テレビや出版の関係者が東京ドームに足を運ぶ機会は多い。プロ野球や人気アーティストのコンサートなどでおなじみの、いわゆる東京ドーム以外にも、スタンディングで最大3千人超のキャパを誇る「東京ドームシティホール」、最大2千人収容可能の多機能ホール「プリズムホール」を有しているからだ。
特に夏休み期間は、これらのホールで何かしらのイベントをやっていて、取材に行く機会が急増。その帰りに、ちょっと立ち寄る“癒やしとくつろぎの空間”が「スパ ラクーア」なのである。
温泉や飲食スペースは既に有名だし大人気だが、5~9階の「トリートメント&ビューティー」、つまりエステは、まだ「これから」と言っていいかもしれない。
種類の豊富さや、ベッド数において、国内の温浴施設としては最大級であるうえ、総合受付カウンターが新設され、利便性が向上。
件(くだん)の「ヴィシーシャワートリートメント」は、女性浴室の「アヴァンタージュ」で受けられる。フランスの伝統的スパ療法で、八つのシャワーの水圧により、血行促進やデトックス効果を高めるというものだ。高級マリンコスメブランド「アルゴテルム」の商材を使用しているところなども、高級感に溢れている。
もう一カ所、「ヒーリング バーデ」には、室温約60度のホットルームが。アスリート御用達のファイテン社のアクアチタンを含浸した木材を使用し、発汗効果を高めている。
8月末までは、館内の各施設で「デトックス」をテーマにしたメニューを展開。これは駆け込むしかない。
※週刊朝日 2018年8月31日号