映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」で日本語吹き替えに挑戦した広瀬アリス(撮影/大塚淳史)
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 女優の広瀬アリス(23)と歌手のDAIGO(40)が8月2日、都内で映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の大ヒット祈願イベントに登場した。広瀬とDAIGOは日本語吹き替え版で声優を担当した。

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 同シリーズの日本語吹き替え版では初めてタレント起用。広瀬は同シリーズを欠かさず見ていたらしく、まさかのオファーだったそうだ。

「『新作やるんだー』と家のテレビで見ていて、まさか声優をやらせてもらうことになるとは思わなかった。人生の中でミッションインポッシブルに携わることはもうないと思うので、世界的にも大人気のシリーズということで、是非ということでやらせていただきました」

 DAIGOも「MI、まじでいいの?」と思ったという。

 広瀬は謎の女ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)の声を担当した。同シリーズといえば、毎回作品中に、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが登場する美女と色気のある駆け引きをするシーンがある。広瀬はその色気に大苦戦をしたことを明かした。

「(ヴァネッサ・カービーは)年齢的には私と同じくらいなんですけど、ありえないくらい色気が出ている。その色気を声で表現してほしいとアフレコの時にずっと言われていた。声で色気か…と思って、何回もテイクを重ねた。あと、『なぜ?』というセリフがどうしてもできなくて、20テイクくらい重ねて、結局『どうして?』にセリフが変わってしまった。それくらい、何気ない一言、役作りが難しかった」

 ただ、吹き替えの形とはいえ、広瀬は“共演”できたことに感激した。

「イーサンと会話しているという、その喜びが大きかった」

 一方、DAIGOはイーサンと敵対する敏腕CIAエージェント、オーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)の声を担当。イベントではDAIGOが、作品中と同様のスタントに挑戦するという無茶振りだったが、大ジャンプや5メートルの壁登りを見事に成功させていた。

 DAIGOは吹き替え収録を振り返り、過去にしたアフレコと比べても好評だったと自信を見せた。
 
「人生の中で一番のミッション。俺にとってのミッションインポッシブルなくらい難しかった。(演じた役者が)すごいガタイが良くて、クールな役。自分史上、一番低い声で役作りした。今までアフレコを何度かやらせてもらって不評だったこともあったけど、今回は好評だった。僕のアフレコ人生の中で、全力でやらせてもらった良い作品になったと思います」(本誌・大塚淳史)

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