さてタイガーです。メジャー15勝目なるかと大いに注目を集めた中、3打差の6位でした。17万2千人の観客動員はカーヌスティでの新記録。タイガーの人気は一ミリも廃れてないですね。改めて実感しましたけど、タイガーは、みんなが見てて楽しくなるような、ワクワクするようなプレーをするんですよね。
結局、単独トップで迎えたサンデーバックナインで崩れました。土壇場に来てからのパワーというのは、まだ戻ってないのかなという気がしますね。大事な場面でダブルボギーをたたいてしまったところなんかは、全盛期の彼にはほぼなかったですから。
これで世界ランキングも50位に浮上し、「WGCブリヂストン招待」(8月2~5日)の出場権獲得が確実になったみたいですね。この試合は米オハイオ州のファイアーストーンCCで開催されてきたんですけど、タイガーはここで8度も優勝してます。ファイアーストーンを使うのが今年で最後ってことで、タイガーは思い出の地でどうしても戦いたかった。すさまじい執念で、その願いをかなえました。これがトップアスリートなんですね。
※週刊朝日 2018年8月10日号
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