冒頭の甘い会話が示すように、眞子さまと小室さんの間では、いまも結婚の意志は固い。だが、ここに至って本誌は、秋篠宮家の事情に詳しい関係者から、こんな証言を得た。
「秋篠宮殿下も紀子さまもいままでずいぶんと悩まれていました。しかし、いまは納采の儀を執り行うことは難しいとお考えになっていると思います」
納采の儀は、一般の結納にあたる儀式。前述したように納采の儀は、2年後に延期されたままだ。だが、小室さんの留学先の米フォーダム大学がウェブサイトで小室さんを眞子さまの「フィアンセ」と紹介したように、昨夏の婚約内定の記者会見をもって、2人は婚約者同士だと誤解している向きがある。両殿下のもとへも問い合わせが相次いだためか、宮内庁が「現時点では婚約者ではない」とコメントし、同大に伝えると説明する騒動もあった。
「秋篠宮殿下はこれまで、小室さんの家族の借金トラブルや新興宗教への傾倒が報じられても、中立の姿勢を崩さなかった。誠意ある説明や対応を信じて、じっと待ち続けていらしたようです」(前出の関係者)
皇族女性が結婚する際、お相手となる男性の素性を調べる、いわゆる“身体検査”をするかどうかは、宮家の裁量による。
高円宮家では娘3人のうち、出雲大社の跡取りと結婚した次女の典子さんに続き、三女の絢子さまも今秋に結婚が予定されている。高円宮家の場合、母の久子さまが、しっかりとお相手を見定めているという。
だが、秋篠宮家では身体検査をしなかった。宮家が望まないものを、宮内庁が行うわけにはいかない。
「秋篠宮両殿下には『結婚は憲法の精神にのっとり、当事者同士の意思によってなされるものだ』とのお考えがあります。眞子さまと小室さんを尊重し、決定も2人に任せてきました」(同)
そんな秋篠宮ご夫妻にも、金銭トラブルに端を発し表に出てきた事柄を通じて、小室家への疑念が芽生え始めた。両殿下も眞子さまも一連の騒動を、報道で初めて知った。両殿下は数回にわたって小室さん親子を宮邸に呼んで、借金問題について確認をした。