林:寂しいじゃないですか。

今井:家族3人そろうのって、1年で3カ月あるかどうか。だから一緒にいる時間はすごく大事ですね。

林:お嬢さん、今、いくつですか。

今井:15歳です。夏で16歳。いろいろ難しい年ごろです(笑)。

林:おたくの赤ちゃんが生まれたときに、ドラマーの奥さんがお見舞いに行って、「すごく可愛い赤ちゃんだったよ」って教えてくれたんです。その赤ちゃんがもう15歳かと思うと、ちょっと感慨深いです。

今井:子どもってあるときから急に変わるじゃないですか。小さいときは天真爛漫な笑顔を見せてくれたのに、どんどん自分の意志が出てきて。林さんのお嬢さんは、いまおいくつですか。

林:19歳。来年、成人式です。

今井:早いですねえ。どんな感じですか。

林:笑った顔、見たことない(笑)。

今井:「親の前では意地でも笑わないわよ」って感じになりますよね(笑)。林さんご自身は思春期のころ、どうでした?

林:私はわりとふつうでしたよ。

今井:私はまさに今の娘くらいの時期、中3の春休みから高校を卒業するまで、反抗期の嵐が吹き荒れたんです。

林:今井さんが? 想像できない。

今井:仲のいい家族だったからこそ、揺れ幅が大きくて。自分も通ってきた道だから、娘のことも、まあ、しょうがないなと思って。うちの親、あのときどんなふうに過ごしてたんだろうって思います。

(構成/本誌・野村美絵)

週刊朝日 2018年6月1日号より抜粋