メジャーでも大活躍の大谷。損得勘定がないのが吉と出るか凶と出るか……(c)朝日新聞社
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「できれば中5日で登板できるようになればいい」

 エンゼルスのソーシア監督は、投手としては中6日で先発している大谷翔平(23)の登板間隔を短縮する可能性を示唆した。

「メジャーの先発ローテーションは5人を中4日で回すので、たまに中5日になり、そこで一息つきます。だけどエンゼルスは中6日の大谷がいるため、他の投手に負担が掛かっている。それを何とかしたいんでしょう。当の大谷はけがの功名というか、マメがつぶれて降板してるし、捻挫で休んでますしね。大谷だけのチームではない、ということです」(MLB関係者)

 とはいえ、ただでさえ負担の大きい二刀流。日本ハム時代は“過保護”なほど慎重に起用されていた。

「大谷には損得勘定がなく、たとえ本人の了解を得た起用だとしても、平気で無理をするというか、いつも全力でプレーするのでオーバーワークが心配です。全ての試合をエースで4番で勝ちたいと思っていて、監督から『出るか?』と言われれば、間違いなく喜んで『出ます』と答えます。だから日ハム時代の栗山(英樹)監督は故障を懸念し、『ストップを掛けるのが俺たちの仕事』と言ってたんですよ」(ベテラン記者)

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