設計からすべて加山雄三だった「光進丸」　炎上に「心当たりない、相棒を失い辛い」と憔悴

──原因は？

　本当に私は今、何も言えません。心当たりもないですし。過去にも侵入した事件はありません。(油が)出ているということは今のところありません。光進丸には愛着があった。私のすべてを知り尽くしていた船です。本当に心配して（みなが）一生懸命、消火してくれている。

──燃えているのは？

　ショックでね。申し訳ないと思います。ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申しあげます。海に対する感謝の心と希望は持っています。もうそれどこじゃないですよ。頭の中。船の中にはギターも冷蔵庫もあります。あそこに住んでいるわけではないので、普段、人は誰もいなかった。

──いますぐにも光進丸のところに行きたい？

　私は一人でやっていけないなと思っている。人生ずーっと歩いていた。それがなくなるということはね。ほんとつらいです。安全の検査もやっていた。なぜという気持です。

──家族は？

　家族もみんな泣いています。小さいころからの思い出はやまほどある。

──3代目の光進丸でつくった曲は？

　たくさんあります。