

プロゴルファーの丸山茂樹氏がタイガー・ウッズ選手との再会、平昌五輪での日本人選手の活躍などについて語る。
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いやあ、平昌(ピョンチャン)オリンピック真っ盛りですね。僕も滞在中のロサンゼルスの自宅で見てますよ!
この連載でも触れたスキージャンプの高梨沙羅ちゃん(21)は銅メダル。今シーズンはワールドカップで54勝目を挙げられずにオリンピックを迎えましたけど、しっかり平昌に合わせてきましたね。試合後は泣いてましたけど、結構悔しい感じに見えたんですよね。ほんとのところはどうだったのかなあ。
絶対的な優勝候補で迎えた4年前のソチは4位。当時は、そのときの失敗ジャンプが夢に出たそうですね。そういう話を聞くと、僕らよりも苦しそうですね、なんだか。4年に1回しかないからね、オリンピックは。日本中の期待も尋常じゃないし。
まだ21歳だし、あと2回はオリンピックに出るのかな。引退したら指導者ってことになるのかな。フィギュアスケートみたいにプロとしてショーに出るって道はないですもんね。そうなると、できるだけ長く現役で頑張ってほしいな、なんて思っちゃいますね。
スノーボードのハーフパイプでは、アメリカのカリスマ的存在のショーン・ホワイト(31)がトリノ、バンクーバーに続く3個目の金メダルをとりました。さすが、大会前からこっちのテレビが大騒ぎしてただけのことはありますね。そのホワイトに肩を並べる争いをした平野歩夢(あゆむ)君(19)も立派な2大会連続の銀メダルですよね。予選は2回、決勝は3回滑って一番いい得点で争うってのが、僕からしたら新鮮でした。予選の得点も持ち越さないし。常に大どんでん返しの可能性があって、ハラハラします。
さて、僕の自宅から車で15分のリビエラCCで開催される米PGAツアーの「ジェネシス・オープン」(2月15~18日)です。締め切りの関係で結果は来週号でお伝えします。左手の親指付近を痛めた松山英樹(25)は、やはり欠場になりました。こればっかりは仕方ないですよ。