原発に関し、小泉元首相が述べていることは正論。原発は過去のエネルギー。なのにいじましく固執して、事故を起こしたこの国が、世界に原発を売りにいくってどうよ?

 英国への輸出に前のめりなのは、日立製作所の中西宏明会長。経団連の次期トップ。この人、またまた安倍さんと蜜月の、安倍トモだっていうじゃない?

 これから、安倍さんとともに世界中に原発を押し売りにいく計画なのか。押し売りするなら、未来の地球に役に立ち、もっと誉められるものにすればいいのに。

 それなら、失敗の責任は国民全員といわれても、少しは納得できたかも。いいや、それでも説明はいる。

 もう安倍さんじゃなかったら、進次郎さんでも岸田さんでも石破さんでも、誰でもいい気がするこの頃。

週刊朝日  2018年2月2日号

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室井佑月

室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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