増税も、実質賃金が上がらないのも失政のツケだ。このままでは国民は取られ損だ。納税者側に防衛策として、少しでも税金を取り戻す方法はあるのだろうか。
『所得税0への道』などの著書がある杉並区議の太田哲二氏がアドバイスする。
「ほとんどの人は、田舎に住む老親の扶養控除をしていません。別居していても構わないのです。70歳以上で合計所得が年38万円以下の親ならば年間48万円が控除されます。また要介護の認定を受けていれば、障害者控除27万円、あるいは特別障害者控除40万円が差し引かれます。6親等の血族まで認められているので、両親が該当しなければ叔父や叔母でそういう人がいないか、探してみてはどうか。過去5年間は遡って取り返せます」
(本誌・亀井洋志/西岡千史)
※週刊朝日 2017年12月29日号