大晦日のNHK紅白歌合戦の46組の出場者が発表されたが、来年9月に引退を表明している安室奈美恵、桑田佳祐ら大物の名前はなく、肩透かしの結果となった。
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特別枠のゲストとして、ブルゾンちえみと米歌手のオースティン・マホーンがコラボで出演すると報じられているので、NHK広報に質問すると、「『企画』『ゲスト』を含めて演出内容について現在検討中です。決まり次第、発表いたします」との回答だった。
46組というのは発表時点で決定した出場者だという。
驚きだったのはK-POPの韓国の9人組グループ「TWICE(トゥワイス)」が選ばれたこと。韓国勢は2011年のKARA、東方神起、少女時代以来6年ぶりだった。
「K-POPは久しぶりですよね。メンバー9人のうち3人が日本人だし、親しみが持てる。アルファベットのTにちなんだ振り付けがたちまちtwitterなどで拡散され、ブームになりました。最近は韓流が低迷していましたが、復活してくるのかも」(ITジャーナリスト)
元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の3人の独立など話題の尽きないジャニーズ事務所所属の「ジャニーズ枠」は昨年から1減の5組。昨年初出場だったKinKi Kids、3年連続出場していたV6と交代する形で10周年のHey!Say!Jump!が選ばれた。
「ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長さんが力を入れているのがHey!Say!Jump!ということもあるのかもしれませんね。V6はメンバーが個々にMCで売れたりしているので、入れ替わりでしょう」(芸能ジャーナリスト)
出場リストを見て、ガッカリしたという演歌系事務所のマネージャー(秋田出身)は、こうため息をつく。
「田舎のお年寄りは、昔は紅白を見てからお寺や神社にお参りに行くというのが恒例でした。だけど、吉幾三、細川たかし、前川清らの大物演歌歌手も出ないし、これではお年寄りは楽しめない。紅白を観たいという気が起きないと思いますよ。紅白観ずに寝るのではないでしょうか」