ヤンキースの田中将大投手(c)朝日新聞社
ヤンキースの田中将大投手(c)朝日新聞社
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 7年総額1億5500万ドル(約160億円)の大型契約を巡り、米ヤンキースの田中将大投手(28)の決断が注目されている。

“マー君”が2014年のチーム移籍時に交わした契約は、4年終了後に残る3年分を破棄できる「オプトアウト」条項がある。権利行使期限はワールドシリーズ終了後3日以内だ。

 メジャー投手で史上5番目(当時)の大型契約。残り3年だけでも、計6700万ドル(約74億円)で、年俸約24億円。「今の俺の価値はもっと高い」と思えば、仕切り直して交渉してもいいよという内容になる。

 スポーツ紙デスクは「昨オフの時点で、今季の成績が良ければ間違いなくオプトアウトする、と言われていました」と指摘する。

 今季のレギュラーシーズンは13勝12敗と、2桁勝利ながら負けが込んだ。防御率4.74、ホームランを35本も打たれた。一方、プレーオフは2勝1敗、防御率0.90と大活躍。どうするのだろうか。

「元々、英語が得意でなく、球団をコロコロ変えてうまくやれる器用なタイプじゃない。来季以降もヤンキースで、との思いでしょう。ただ、実は本人の気持ちは関係ない(笑)。やり手の代理人、ケーシー・クロース氏と契約していますからね」

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